青山学院大学は、編入学者選抜と転学部・転学科試験という2つの制度を設けている私立大学です。編入学者選抜はさらに「本学卒業者の学士編入」「学外から学士編入」「一般編入」の3種類に分かれており、それぞれ対象となる学部・出願資格が異なります。本記事では、青山学院大学の編入学試験の全体像と、判明している範囲での学部別情報、出願の流れ、対策のポイントを解説します。
青山学院大学の編入学試験とは(制度の全体像)
青山学院大学公式サイトによると、学部途中の年次から入学する制度として、次の5種類が案内されています。
- 編入学者選抜①:本学卒業者の学士編入(青山学院大学の卒業生が対象)
- 編入学者選抜②:学外から学士編入(他大学の卒業者・卒業見込者等が対象)
- 編入学者選抜③:一般編入(高専・短大・専門学校等の卒業(見込)者を含む、外部からの編入)
- 転学部(在学中の青山学院大学生が学部を移る制度)
- 転学科(在学中の青山学院大学生が学科を移る制度)
このうち、高専・短大・専門学校・他大学から新たに青山学院大学へ入りたい人が対象となるのは、主に「学外から学士編入」と「一般編入」の2つです。「転学部」「転学科」は、すでに青山学院大学に在学している学生専用の制度であるため、外部からの受験者は対象外である点に注意してください。
共通の試験日程としては、令和8年度入学分(2025年秋実施)で、出願期間が10月21日~11月4日、試験日が11月22日、合格発表が12月2日、入学手続締切が12月12日というスケジュールが示されています。ただし、募集人員・出願資格・試験科目は制度・学部ごとに異なるため、志望する制度の個別ページ・募集要項で必ず確認する必要があります。
一般編入(文学部・教育人間科学部)
青山学院大学の「一般編入」は、文学部と教育人間科学部の2学部で実施されています。文学部は英米文学科・フランス文学科・日本文学科・史学科の4学科、教育人間科学部は教育学科・心理学科の2学科が対象です。
具体的な募集人員・詳細な出願資格・選考方法・試験日程は、入学者選抜要項(願書)に記載されており、公式サイトの願書ダウンロードセクションから確認できます。出願資格の該当可否について不明な点がある場合は、学務部教務課編入学者選抜係へのメール相談窓口(受付期間は例年10月上旬まで)も用意されています。志望する学科が決まったら、早めに募集要項を取り寄せ、出願資格を満たしているかを確認することをおすすめします。
学外からの学士編入
「学外から学士編入」は、他大学ですでに学士の学位を取得した(または取得見込みの)人を対象とした編入制度です。一般編入が主に高専・短大・専門学校卒業者を含む幅広い層を対象とするのに対し、学士編入は「大学卒業」という学歴を前提とする点が異なります。
対象学部・募集人員・試験科目の詳細はページ上に明記されていないため、募集要項での確認が必須です。他大学で学んだ内容を土台に、青山学院大学で新たな専門分野を学び直したい人にとっての選択肢のひとつになります。
本学卒業者の学士編入
「本学卒業者の学士編入」は、青山学院大学をすでに卒業した人が、別の学部・学科で改めて学び直すための制度です。他大学からの編入とは異なり、青山学院大学の卒業生であることが出願の前提となります。対象学部・募集人員等の詳細は、こちらも募集要項での確認が必要です。
転学部・転学科試験(在学生専用)
転学部・転学科試験は、すでに青山学院大学に在学している学生が、別の学部・学科に移るための制度です。外部からの受験者は対象外のため、高専・短大・他大学に在籍している人がこの制度を使って青山学院大学に入ることはできません。混同しやすいポイントなので、外部からの編入を考えている場合は「編入学者選抜」(一般編入・学士編入)のページを確認するようにしてください。
出願の流れと注意点
青山学院大学の編入学者選抜は、出願期間(例年10月下旬~11月上旬)、試験日(11月下旬)、合格発表(12月上旬)、入学手続締切(12月中旬)という共通スケジュールで進みます。他大学の編入試験が5〜7月や10〜11月に分かれて実施されるケースが多い中、青山学院大学は秋の1回のみという学部が多いため、出願機会を逃さないよう早めにスケジュールを把握しておくことが重要です。
- すべきこと:志望する制度(一般編入か学士編入か)と対象学部・学科を早期に確認し、出願資格を満たしているかを教務課に問い合わせておく
- してはいけないこと:「転学部・転学科」制度と「編入学者選抜」制度を混同し、在学生専用の制度に外部から出願しようとする
出願資格の該当可否について迷う場合は、学務部教務課編入学者選抜係へのメール相談窓口を活用しましょう。例年10月上旬までが受付期間とされているため、出願期間ギリギリになって疑問点が出てくると相談する時間が取れなくなるリスクがあります。募集要項が公開され次第、早い段階で出願資格を確認しておくことをおすすめします。
青山学院大学編入学試験の対策のポイント
青山学院大学の一般編入が実施されている文学部・教育人間科学部は、いずれも人文・教育・心理系の学問領域です。専門科目の学力試験に加えて、英語力や小論文・面接での志望動機の一貫性が重視される傾向があると考えられます。具体的な試験科目は募集要項で必ず確認してください。
- すべきこと:志望する学科(英米文学科・史学科・教育学科・心理学科等)の専門分野に関する基礎知識を、募集要項公開後すぐに把握し対策を始める
- してはいけないこと:「私立大学だから編入試験は易しいはず」と思い込み、専門科目・英語・小論文いずれかの対策を軽視する
たとえば心理学科を志望する場合、心理学の基礎理論(発達心理学・認知心理学等)についての知識を問われる可能性が高いため、心理学入門レベルのテキストで体系的に学び直しておくとよいでしょう。私立大学の編入試験であっても、専門性の高い出題がされるケースは珍しくないため、油断せず計画的に準備を進めることが大切です。
よくある質問
Q. 青山学院大学は高専生でも編入できますか?
A. 「一般編入」は高専・短大・専門学校等の卒業(見込)者を含む幅広い層を対象としていますが、対象学部は文学部と教育人間科学部に限られています。他学部への高専生の編入受け入れ状況は募集要項で確認してください。
Q. 「学士編入」と「一般編入」の違いは何ですか?
A. 学士編入は大学卒業(見込み)者を対象とする制度で、一般編入は高専・短大・専門学校卒業者等を含むより幅広い層を対象とする制度です。出願資格が異なるため、自分がどちらに該当するかを事前に確認する必要があります。
Q. 在学中の他大学から青山学院大学の別学部に移りたい場合、転学部を使えますか?
A. いいえ。転学部・転学科は青山学院大学の在学生専用の制度です。他大学に在学中の人が青山学院大学に移る場合は「編入学者選抜」(一般編入・学士編入)に出願する必要があります。
Q. 一般編入の対象学部は今後増える可能性がありますか?
A. 募集学部・学科は年度によって変更される可能性があります。本記事の情報は掲載時点のものであるため、出願を検討する際は必ず最新の入学者選抜要項を確認してください。
Q. 出願資格について不明な点がある場合、どこに問い合わせればいいですか?
A. 学務部教務課編入学者選抜係のメール窓口(agu-kyomu-nyushi@aoyamagakuin.jp)で相談できます。相談受付期間は例年10月上旬までとされているため、早めに問い合わせることをおすすめします。
まとめ
青山学院大学の編入学試験は、「一般編入」(文学部・教育人間科学部)と「学外からの学士編入」という2つの制度が外部からの受験者の主な選択肢です。在学生専用の「転学部・転学科」制度と混同しないよう注意し、志望する学科の出願資格・試験科目を募集要項で早期に確認したうえで、秋の1回勝負となる試験に向けて計画的に準備を進めましょう。
※本記事の制度概要・日程等は掲載時点で青山学院大学公式サイトに公開されていた情報に基づきます。年度により内容が変更される場合があるため、出願の際は必ず青山学院大学が公開する最新の入学者選抜要項をご確認ください。
監修者:スプリング・オンライン家庭教師 編集部
執筆者:スプリング・オンライン家庭教師 編集部

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